おそ松さん2期1話!
正直、1期1話みたいに幻の1話化しないかという点が、ひたすら心配だった。
その不安は、2期1話視聴後の今も解消しきれていないわけですが、
相変わらずのノリで楽しめました。
そして、あれだけ酷い姿になってもなお、可愛らしいと思えてしまう6つ子の恐ろしさ。
私は昔から、デブだけは腐の対象になり難い存在であろうと思っているのですが、それすら超えてくる6つ子。
え? ビスケットはデブじゃないよ! ふっくらしてるだけだよ!!
多分スタッフは、極限まで醜くなった6つ子の姿を描ききったつもりなのでしょうが!!
あの程度で私のチョロ愛が萎えると思ったら大間違いだぁ!!!
むしろコロコロっぷりが可愛らしい!!!
そもそも、
24話を乗り越えた長男推しに!
事変を乗り越えたカラ推しに!
シコ松やらライジングやらを乗り越えたチョロ推しに!
幾度もの脱糞(未遂)を乗り越えたイチ推しに!
灯油回を乗り越えた十四推しに!
トッティ顔を乗り越えたトド推しに!
恐れるものなど何もない!!!
特に三男推しなんか、ホントに今更どう醜く描かれようがって感じなんだよなぁw
むしろあれだけ醜悪な容姿になっても、三男にはスネ毛が描かれてなかったことに感動したり、
デブ三男とガリ四男ががっちり手を握り合ってた件に超感動したレベル。私はもう駄目だ……
1期同様、本番は2話以降、という感じのおそ松さん2期。
前にもちょろっと書いた気がしますが、6つ子の誰か1~2人だけがやたら重点的に贔屓されて描かれたりしないか、妙なオリキャラを継続して話の軸に入れてきやしないかだけが心配。
1話を見る限り、その心配はないと信じたいですが。
「変わらなくてもいい」「変わらないことの尊さ」を最終的に結論づけた、おそ松さん第1期。
この2期第1話では、それに対する強烈なアンチテーゼを突きつけたのではないかと思う。
既にほうぼうのレビューで書かれていると思いますが、簡単に言うならば、「現状維持の難しさ」。
「変わらずにいていいんだ!」と結論づけた1期によって、中途半端な富と名声を手に入れ、ニート生活時以上にのんべんだらりと生活していたら、
いつの間にか6つ子は堕落し、変わってしまったという皮肉。
変わらずにいるということは、何もせずにいていいということではない。
何もしなければ筋肉は贅肉になり、脳は痴呆化していき、人は堕落する。
現実でも、幸せな日常を継続し、現状を維持するというのは大変なのである。
だからこそ、現状を維持するだけでも精一杯な昨今、
そんなんでこの先どうするその堕落した生活を変えろ進化しろ上昇志向になれ目標は高くとかライジングなことを言い出す奴がいると、私はものすごく反発を覚えるわけで。
お前にとっちゃ堕落でも、こっちはそれなりに懸命に生活してんだよ……排水口の掃除だけでも疲れるんだよ……
堕落の果てに地獄に落ちた自分たちの未来に絶望し、慌てて「ちゃんとする」方向へシフトチェンジした6つ子。
今度は劇的に「変わって」しまったわけであるが……
90年代風のチョロ松も可愛いなぁ……中身トト子ちゃんだけどw
中身チョロ松な90年代トト子ちゃんも可愛いなぁ……
六体合体に事実上、チョロ松だけ不参加だったのは何かの伏線だったり
(するわけないと言い切れないのが怖いところ)
結局、変わらずに堕落してもダメ、大きく変わってもダメ。
「今を維持する」難しさを痛感したことで、6つ子の2期はスタートする。
さて、2期の最終話で、6つ子はどのような結論に至るのか。
それも含めて、期待したいと思います。
これから血界2期もあるし、色々とハラハラな秋になりそうだ。